『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』〜若き日のボブ・ディランを完全に再現!

フレディ・マーキュリーの生涯を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』の世界的なヒットもあって、ミュージシャンの半生を描く伝記映画の公開が続いている。本作もまた、歴史に残る名曲と伝説を数多く残し、ノーベル文学賞も受賞したボブ・ディランの青春を描く伝記映画だ。

舞台は、1960年代初頭のブルックリン。まだ無名だった19歳の若者がその類まれなる才能で“フォーク界のプリンス”になり、NYの音楽シーンにセンセーションを巻き起こす姿が、「北国の少女」「ライク・ア・ローリング・ストーン」などの名曲と共に描かれる。

若き日のディランを演じるのは、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』などの作品で、躍進を続けるティモシー・シャラメ。5年間にわたるボイストレーニングとギター、ハーモニカの習得でディランになりきったティモシーは、劇中で15曲以上の楽曲を生歌で歌い、カリスマ性溢れるパフォーマンスを披露。今もなお色あせないディランの名曲すばらしさを、鮮やかにスクリーンに焼き付けた。(2025年2月28日より公開)

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