「ロトンド」はモンパルナス大通り105番地、「ドーム」
冬は室内があたたかで、春と秋は、
ネイ将軍の像のある方の側では木陰にテーブルを並べ、 ブールヴァール沿いには大きな日除けの下に、四角い、 揃いのテーブルをおき、外にいると快適だった(中略)。 ドームやロトンドなどのカフェから出てくる人びとは、 決してリラへはやってこなかった。当時は、 多くの人がブールヴァール・モンパルナスやブールヴァール・ ラスパイユの角のカフェへ、皆に顔を見られに行くのだった。
『
ヘミングウェイにとってのカフェは仕事場であり、
当時、米ドルがフランに対して大変高く、
ヘミングウェイが通ったカフェにはこのほか、
私がモンパルナス界隈を巡った日はちょうどお天気がよく、どのカフェのテラス席にも多くの人が座っていました。食べて飲んで議論を戦わせて……。改めて100年の時を超えてなお息づくパリの文化に触れた思いがしました。