——おふたりとも、クラシックが基礎にありながら、“耳コピ”であらゆるジャンルを演奏されて、多くの方々の心に届く演奏をされていらっしゃいますね。
小原 わたしが子どもの頃はポピュラー系の楽ほとんど出版されていなかったので、耳コピするしかなかったんですよね。自分の中ではクラシックもポピュラーも童謡も、すべて同じという感覚があったので、ジャンルが違うからという意識は持ったことがなかったのです。
ハラミちゃん 小さい頃、勉強も運動も苦手で肩身の狭い想いをしていたのですが、音楽室で当時はやっていた曲を少し弾いてみたら友だちが大喜び! 学年を超えて生徒が集まってきてくれて、それがうれしくて耳コピするようになりました。あとは歌が好きで、大学時代はバンドでキーボードを演奏していました。
小原 わたしも歌は大好きで、自分のコンサートでは必ず歌ったりしています。あとはとくに歌手の方とアンサンブルをする機会も多く、活動の根底には“歌”があるかもしれません。今回のベストアルバムにも、大好きな歌手の作品を数多く収録させていただきました。