きのう、
私は完全に自分を投げだしました。爆発です。愛の告白をして、 怒らないでほしいと懇願して……。この告白に、 彼は千の愛撫によって、肩や頬や頭を撫でることで、 答えてくれました。どれほどの幸せだったか、 とうてい言い表すことはできません。
告白が受け入れられたチャイコフスキーは、しばらくのあいだ有頂天で、
ちょうどそのころ、チャイコフスキーは、
……もうひとり恋人がいたくせにコーテクの浮気をどうこう言ったり、
結婚に失敗して傷心のチャイコフスキーは、同年末、
その中で、チャイコフスキーはひとつの作品をいたく気に入った。3年前に初演された、エドゥアール・ラロ(1823~1892)の《スペイン交響曲》だ。交響曲という名前ではあるが、
ラロ:《スペイン交響曲》
チャイコフスキーは、3月3日(ロシア暦。以下同じ)
私はこの曲から多くの喜びを得ました。この曲は、
新鮮さと明るさ、小気味よいリズム、美しく、 また見事に和声付けがされた旋律を持っています。
この手紙の2日後、3月5日の夜のことだった。彼は、
チャイコフスキー:《なつかしい土地の思い出》第1曲「瞑想曲」
その後、ヴァイオリン協奏曲は
ヴァイオリン協奏曲が生まれるきっかけとなった2人の再会で、
手紙には、
さて、
1884年、
その年のクリスマス・