カセットテープ体験におすすめのラジカセ2台

1977年に発売されてヒットしたソニーの大型ラジカセ「ZILBA'P(ジルバップ)」

最近人気なのは、1970年代の大型ラジカセだそうです。たとえばこれは1977年に発売されたソニーCF-6500で「ZILBA’P(ジルバップ)」という愛称がつけられたヒットモデルです。大型ではあるのですが、重量は電池を入れても7kg程度で常識的な範囲だと思います。

カセットを再生してみると、とても迫力のある音を鳴らします。正確で細かい音までをノイズレスで再生するデジタルの対極にあるような音ですが、レコードよりも押し出しの強い音は人気が出たのも頷けます。

1975年に発売された初期のステレオ・ラジカセCF-2580

こちらは1975年に発売された初期のステレオ・ラジカセCF-2580です。1980年代のはじめにかけて人気になる大型ラジカセに比べるとまだまだ小型で、電池を入れても5kg強ですが、音の迫力はすでに十分。

このころのラジカセは、もちろんラジオを録音再生するのにも使われましたが、外部入力といってレコードプレーヤーなども接続できたので、コンポを買えない若者が自分の部屋に置く「ステレオ・コンポ」として使うことも多かったのです。

そのためラジカセといえど、とても多機能で高音質でした。そのあたりが今カセットテープを使おう、というユーザーのニーズにも合っているのでしょう。

とりあえずちゃんと作動するこのあたりの大型ラジカセを1台持っていると、カセットテープで遊ぶには十分です。