500年以上の歴史と、日本との深いつながり

ウィーン少年合唱団の創設は1498年。皇帝マクシミリアン1世の命により設立されたこの合唱団は、500年以上にわたりウィーン宮廷礼拝堂のミサで歌声を響かせてきた。

今日では9歳から14歳の約100名がアウガルテン宮殿に暮らしながら音楽と学問に励み、モーツァルト、シューベルト、ハイドン、ブルックナーの名を冠した4つのグループに分かれて世界を巡っている。

1955年の初来日以来、合唱団は36回の日本公演を重ね、通算1534回の公演を行ってきたという。

団長のアルトホルト氏は「私が初めて来日したのは50年前、10歳の時でした。日本との絆は合唱団にとって特別なものです」と語り、感慨深げな様子を見せた。