――さらっとお話しくださっていますが、想いやアイディアをここまで音に込められるというのはそうできることではないです。これまでに多くのことを吸収されてきたからこそだと思うのですが、影響を受けたものやアーティストについて教えてください。
これまでにたくさんの方の歌は聴いてきましたし、今も聴いています。また、今どんなジャンルが流行っているのかもかなりリサーチするようにしていますね。好きな歌手はたくさんいるのですが、具体的に挙げるとすると、韓国では「Brown Eyed Soul」のナオルさんです。中学生のときに初めて聴いて以来、ずっと大好きです。とにかくものすごく歌が上手い! 日本だと清水翔太くんの曲をよく聴きます。実は日本でいちばん親しい友達でもあるんですが、彼の音楽を聴いて僕の音楽も変わったと思います。
――日本のアーティストのカバーもよくされていますよね。10/13-31(全21公演) のライブイベント「NiiiiiA ENCORE LIVE in JAPAN with HALLOWEEN EVENT」で歌われたMISIAさんの「アイノカタチ」も素晴らしかったです。ただでさえ難しい曲なのに、日本語の発音がまたきれいで感動しました。
もちろんすごく難しかったです。何度も練習しましたよ。日本の楽曲は素晴らしいものがたくさんありますよね。清水翔太くんの曲や中島美嘉さん、平井堅さんの楽曲も大好きです。
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美しい日本語の歌唱が圧巻だったのはもちろんだが、実は今回のインタビュー、通訳は一切なく、NiiiiiAさんご本人と直接やりとりをして執筆している(!)。この驚きの日本語の流暢さは一体なぜ……? そして現在の活動に至るまでのさまざまなエピソードなど、後編ではさらに深く掘り下げていく。