グリゴリー・ソコロフ先生は、どんな時でも私を支えてくれます

――ところで、ドヴガンさんのご両親は音楽家だそうですね。

D 私の両親は2人ともピアニストで、モスクワのグネーシン音楽アカデミーで学びました。

――モスクワ音楽院付属中央音楽学校では、マルチェンコ先生に習っていたのですか?

D 中央音楽学校の準備クラスに入学した半年後、ミーラ・アレクセエヴナ・マルチェンコ先生のクラスに入りました。彼女はイマジネーションがとても豊かで、まわりの人々を元気づけるエネルギーをもった方です。

――マルチェンコ先生以外に師事した先生を教えてください。

D 現在、私は中央音楽学校で学んでいますが、残念ながらいろいろな理由があり、ここ数年、マルチェンコ先生とのレッスンは少なくなっています。

グリゴリー・ソコロフ先生との出会いは、私にとってはとても幸運でした。初めてお会いしたのはマエストロの故郷、サンクトペテルブルクのフィルハーモニーの大ホールでした。私たちの交流は今も続いています。彼の音楽に対する誠実さに私は感動し、勇気づけられています。マエストロは、どんな時でも私を支えてくれます。

第2回ウラディーミル・クライネフ国際ピアノコンクールのファイナルで演奏するアレクサンドラ・ドヴガン(当時9歳)