共演を終えて、三浦は「本当に胸がいっぱいで、二度とないのではないかと思うぐらい、贅沢な時間でした。目の前のスケーターのみなさんの滑りに圧倒されながら、感動しながら、演奏させていただきました。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました」とコメント。

また念願を叶えた辻井は、「夢のようなひとときでした。実は生でスケートを観たのは初めて。演奏しているときに、シューッと氷の上を滑る音がすごくて圧倒されました。このような機会を与えてくださったみなさんに感謝しています」。

生演奏で滑った浅田は、「辻井さんのピアノと三浦さんのヴァイオリンで滑ることができ、私にとっても夢のような何にも代えがたい時間になりました。このような機会をくださったエアウィーヴの高岡会長にも感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の意を述べ、イベントを締めくくった。

共演を終えた感動を語り合う三浦、辻井、浅田の3人

後日、辻井に追加取材を行なった。以下、インタビュー形式で紹介する。

――本番まで《ノクターン》と《愛の夢》はそれぞれどのように準備を?

辻井:今回の《ノクターン》は、昨年5月のエアウィーヴ様のイベント「感謝のつどい」の際に、浅田さんの映像に合わせて三浦さんと演奏し、今回2回目となります。《愛の夢》については、浅田さんが演技されている音源をお借りして、ヴァイオリンとピアノ版に編曲し、事前に三浦さんと二人でリハーサルを行ない音源を収録しまして、その音源を浅田さんにお送りし、浅田さん、スケーターのみなさんが練習してくださいました。実際に、みなさんと合わせたのは当日のリハーサルだけでしたが、とてもうまくいったと思います。

――準備をする際に気をつけたこと、工夫されたことがあれば教えてください。

辻井:普段ひとりで演奏するときは、会場の響きやお客さまの雰囲気で自分の演奏時間がその都度、多少違いますが、浅田さんとの共演のときには、僕があまりにも自由に演奏しすぎると浅田さんはスケートしているので合わせにくいと思いましたので、事前にお渡ししていた自分の演奏とテンポが変わらないように特に気をつけ、気持ちよく演技していただきたいと思って演奏させていただきました。

――実際に演奏された感想をお聞かせください。

辻井:いつか浅田さんの演技に合わせて生演奏したいと思っていたので、とても感激しました。夢のようなひとときでした。