
「ワルツ」Op.34-1は、2023年に開催されたショパン国際ピリオド楽器コンクールの課題曲でもありました。私は、猫さんと小犬さんのワルツ(「子猫のワルツ」と「小犬のワルツ」)にとくに磨きをかけていました。でも、今回のショパン・コンクールでは、2曲とも課題から外れてしまったので、もう1つのレパートリーであるOp.34-1をプログラムに入れました。
フィルハーモニックホールの空間で、ワルツのリズムを刻めるのは、ほんとうに幸せでした。

このコンクールで演奏した「ワルツ」Op.18には、いろいろな情景が含まれていて、それぞれがまったく違うのです。僕は、基本となるテーマがとても好きで、ほんとうに舞曲を感じさせてくれます。
舞台上にはショパンの顔が映像で映し出されていますし、プロフェッショナルな舞台なので、とても緊張してしまい、弾いているときにずっと足が震えていました。