角野隼斗自身は本作について、
「自分の初のドキュメンタリー映画ということで、嬉しいやら恥ずかしいやらソワソワしています。ドキュメンタリーというのは確固たる目標に向かって突き進むようなタイプの人生の方がきっと映えるんだろうと思いますが、自分の人生はそんな一直線ではありませんでした。過去を振り返ってみれば、環境に導かれながらその時々で自分の進むべき道を模索してきたように思います。その軌跡はいつも、不確かなものでした。
それでも自分の中には確固たる想いと美学はあって、それを形にするために日々努力してきました。そしてこれからも。こんな僕の物語が面白いのかどうかは分かりませんが、何かみなさんの生きるヒントに少しでもなれたら、それ以上に嬉しいことはありません」
と語る。
その言葉からも、彼の飾らない人間性とひたむきな姿勢が伝わってくる。
クラシック音楽の枠を超え、常に挑戦し続ける角野隼斗。その魅力と知られざる素顔を映し出す本作は、音楽ファンのみならず、多くの人々にとって必見の作品となるだろう。
公開: 2月28日(金)全国ロードショー
監督: 望月馨
制作: ネツゲン
出演: 角野隼斗
2025 | 日本 | 106 分 | カラー |
配給:ローソン・ユナイテッドシネマ
© 角野隼斗ドキュメンタリーフィルム製作委員会