オルガンは現代作品とも相性がいい

パイプオルガンといえば、なんと言ってもJ.S.バッハの作品が思い浮かびます。もちろんバッハがオルガン音楽の基本なのですが、いまやオルガンは宗教的な楽器という特性にとらわれず、現代作品の演奏楽器として使われるようになり、新しいファン層を広げています。

横浜みなとみらいホールは開館25周年を記念して開催したホールオルガニスト 近藤岳プロデュースによる「Dive into the Future」で、他楽器やエレクトロニクスとの即興を含むコラボレーションを行ないました。

神奈川県民ホール「C×Organ」シリーズは、気軽に楽しむプロムナードから聴きごたえのあるリサイタルまで、オルガンアドバイザー中田恵子監修のもとオルガンの多彩な魅力を届けています。今年は「トマ・オスピタル オルガン リサイタル」でも、バッハと共に、フランスの現代作品が取り上げられます。

神奈川県民ホールのパイプオルガンは1975年1月の開館にあわせ、ドイツのクライス社により設置された