——京響はどんなオケですか?
Juvichan すごく個性が強い! お前が言うなって話なんですけど(笑)、私でも浮かないくらい、個性が強い人が多いと思うんですよ。
特徴のある人が多くて、それが音にも出てる気がしています。主張のある音があちらこちらから聞こえるオーケストラだなと。それは昔から割とそうなのかなって気がしますね。
——コントラバスセクションはどうですか?
Juvichan 同じ世代が多くて、学生のときから知っている人もいます。この間は退職するメンバーのためにみんなでプレゼントを買いに行ったんだけど、20歳の頃と変わらないような状態で(笑)。時が止まった仲間って感じ。
——音楽面では?
Juvichan オーケストラっていろんなところで勉強された人がいるじゃないですか。一人の音楽家として、自分のポリシーや自分の音を持っているうえでの集まりだから。どこのオケでも個性的な人は多いと思いますが、その中でも表に出す度合いがワンボルテージ高い人が多いような感じがする。それはコントラバスのセクションでもそう思うんですよね。
——オーケストラの中でどんな役割を担っていると思われますか?
Juvichan コントラバスっていう楽器は縁の下の力持ちってよく言われるけれども、表に出るというよりは、実はいろいろな仕掛けをしています。誰も気がつかないけど、それがほかの楽器の人の助けになるような「目印」になったり。「あれを頼りに弾こう」とか、そういうポジションだと思うので、オーケストラの核になる部分っていうのを担っているという気持ちで演奏してます。
——本番前は緊張しますか?
Juvichan します! 私はものすごい上がり症なんです。でも、それを仕事にしてるので、なんとかしなきゃいけない。若いときは、ほんとうにガチガチになって弾けなくなっちゃうことが何回かあったんです。どこも動かなくなっちゃう。
——その上がり症はどうやって克服されたんですか?
Juvichan いや、克服できないですね。付き合い方ですね。上がってる自分を認める、みたいな感じで、無理に抑えようとしない。「もう自分は上がってます!」って、認めるとちょっと落ち着きます。
——普段、舞台袖ではどんな様子なんですか? 誰かと話してリラックスしようとしますか?
Juvichan あんまり進んでたくさん喋りはしないですね。おそらく、みなさんが思ってるイメージよりもおとなしいんですよ(笑)。自分から盛り上げたりとか、そういうことはしない人ですね。静かに、集中っていうか、「平常心、平常心」って感じです。
——1日に何時間練習しますか?
Juvichan 本当は練習は嫌いなんですけど、必要に迫られてやってるって感じで。練習するときは何時間も、一日中閉じこもって練習中心で生活する、みたいなこともけっこうありますが、迫られないとけっこうさぼりやすいので、ムラがあるタイプなんですよね。コンスタントにやるのがいちばんいいんですけど。
——楽器以外の趣味は何ですか? お料理ですか? 朝ごはんの投稿など、楽しみに見てました。
Juvichan 最近は、お昼ご飯とかお弁当を載せることが多くなってきてます。前は朝ごはんを投稿することを生きがいにしてました(笑)。SNSに載せると、みんなが「おいしそう」とか言ってくれるのが自分に返ってくるじゃないですか。それを楽しんでましたね。
——最近のお料理で作って成功したものは?
Juvichan 最近は高齢の両親のために作ることが多いので、ベーシックな和食が多いです。でもこの間、コストコでロティサリーチキンを買ってきて、1日で食べきるチャレンジをしました(笑)。一羽丸ごと焼いてあって、680円なんですよ。
もも肉とかはそのままで美味しいんですけど、大変だったのは胸肉。パサパサで、けっこう分量も多いじゃないですか。「これ無理かもしれない」と思いましたね。
——1日でっていうと、朝昼晩の3食ですか?
Juvichan 最初は「朝昼晩で食べます」と宣言して食べ始めたんだけど、途中で無理だって気がついて、「24時間ってことにルール変更していいですか?」って、次の日の朝までに食べました。スープにしたのも美味しかったし、カレーにも入れました。
サラダに胸肉を入れすぎて、「これはもう一生鶏肉食べれなくなるかもしれない」って思ったんですけど、大丈夫でした。1週間くらいしたら、もうトリキ(鳥貴族)に行ってましたから(笑)。