牛田氏は2025年9月、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーにおいて、アンナ・スウコフスカ=ミゴン指揮のもと、全国6公演でソリストを務める予定。今後もその音楽的探究と演奏活動に、ますます注目が集まりそうだ。
牛田智大(うしだ・ともはる)
2018年第10回浜松国際ピアノコンクールにて第2位、併せてワルシャワ市長賞、聴衆賞を受賞。2019年第29回出光音楽賞受賞。
1999年福島県いわき市生まれ。6歳まで上海で育つ。
2012年、クラシックの日本人ピアニストとして最年少12歳で ユニバーサル ミュージックよりCDデビュー。これまでにベスト盤を含む計9枚のCDをリリース。2015年「愛の喜び」、2016年「展覧会の絵」、2019年「ショパン:バラード第1番、24の前奏曲」、2022年「ショパン・リサイタル2022」は続けてレコード芸術特選盤に選ばれている。
シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン室内管(2014年)、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管(2015年/2018年)、小林研一郎指揮ハンガリー国立フィル(2016年)、ヤツェク・カスプシク指揮ワルシャワ国立フィル(2018年)、トマーシュ・ブラウネル指揮プラハ交響楽団(2024年)各日本公演のソリストを務めたほか、全国各地での演奏会で活躍。その音楽性を高く評価され、2025年9月には、アンナ・スウコフスカ=ミゴン指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団日本公演のソリストとして7公演に出演。このほか、その音楽性を高く評価され、これまでにプレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管モスクワ公演や、ワルシャワ、ブリュッセルでのリサイタルに招かれるなど活動の幅を広げている。
20歳を記念し2020年8月31日には東京・サントリーホールでリサイタルを行い、大成功を収めた。また2022年3月、デビュー10周年を迎えて開催した記念リサイタルは各地で好評を博すなど、若手ピアニストを代表する一人として絶大な人気を誇っており、2024年に展開すした室内楽プロジェクトには多くの注目が集まった。このほか、英国で開催されたリーズ国際ピアノ・コンクールでは聴衆賞を受賞し、世界中の注目を集め、今後更なる活躍が期待されている。
ローム ミュージック ファンデーション 2023・24年度奨学生。江副記念リクルート財団第53回奨学生。