——お二人がトランペットを始めたきっかけは?
児玉 5歳のとき、サンタさんにドラえもんのポケットをお願いしたら、コルネットが来たんです。最初に見たときは「なにこれ?」って思ったんですが(笑)、父がチューバ、母がトロンボーンを吹いているのを見ていたので、金色の光っているこの楽器が自分のものになるというのが嬉しかったのを覚えています。
田代 僕は13歳のときに吹奏楽部とマーチングでトランペットに出会い、自分のお年玉を貯めて楽器を買いました。今日持ってきているのは、その約30年前に買った楽器です。それで1年ぐらいしたら「トランペットの神様」と言われるピッコロトランペットの名手、モーリス・アンドレにハマりました。
児玉 僕も5歳のときにモーリス・アンドレが野外で吹いているYouTube動画が好きで、しばらくはあれしか聴いていませんでした。
田代 5歳って早いですね。サンタさんは見る目ありましたね(笑)。
児玉 管楽器ってたいていは歯が生え揃ってから始めるものなので、早かったと思います。大人の歯に生え変わる頃にはもうトランペットを吹いていたので、歯並びがトランペット用になっちゃってます。歯医者さんからは、歯には良くないけどっていわれましたが(笑)、トランペットを吹くうえではすごくいい歯並びだと思います。
