——ところで、クラシック音楽も含め普段よく聴く音楽を教えてください。

有澤　僕は昔からジブリが大好きなんです！ 久石譲さんのコンサートも死ぬまでには行きたいと思っています（笑）。家でも久石さんのコンサート映像をよく流しているし、ドラマのサントラもよく聴いています。

日常的に音楽は流していて、クラシック音楽を聴くこともあります。好きな曲はショパンの《子犬のワルツ》です。

ショパン：ワルツ第6番《子犬のワルツ》

——ピアノ曲が好きなんですか？

有澤　ピアノを小学校のときに習っていました。習おうと思ったのは、ジブリが弾きたかったから（笑）。いつかヴァイオリンで弾いてみたい曲もジブリですね。「紅の豚」とか、大好きなんです。

——本当にジブリのファンなんですね！さて、来年もまたマンガ原作のミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険』に主演されるなど、快進撃が続きます。そんな有澤さんにとって、ミュージカルの舞台の魅力とは？

有澤　たくさん魅力はありますけれど、今回の「のだめ」でいうと、カンパニーが舞台を1から作るところを見ることができたのは良かったなと感じています。クラシック音楽が役の心情を歌うシーンに自然につながるよう、みんなで研究したり。一つひとつのシーンを緻密に作りあげる過程を見ながら、ミュージカルっていいなあって改めて思ったんです。

——最後に、これから「のだめ」を観劇する方にメッセージをお願いします。

有澤　この作品の一番の見どころは、やっぱり樹里さんが演じる「のだめ」だと思います。もともと自分の中でも期待値は高かったのですが、楽しいシーンも胸が苦しくなるシーンもキュンとするシーンも全部共感できるのは、樹里さんが演じているからこそだと感じるんです。あと、舞台版のラストも本当にいい終わり方だと思うので、楽しみに観に来てください！