ファンミーティングは、パク・ヒョンシクがシークレット・エージェント(政府から極秘任務を託された人=スパイ)に扮し、観客はその後輩の新人というユニークな設定で行なわれた。ツアータイトルの「SIKcret Time(シークレット・タイム)」はシークレット・エージェントとして一緒に任務を遂行する時間を意味するという。
第1部では、キーワードトークの「SIKcret NOTE」と、ゲームに挑戦する「エージェント能力テスト」を展開。「SIKcret NOTE」は、パク・ヒョンシクの人となりを掘り下げていく3つのキーワードに沿ってトークをしていくというもの。
1つ目のキーワード「ESFP or ISTP」では、韓国で流行中の性格診断テスト「MBTI」(16種類の性格パターンに分類)で、「ESFP(エンターテイナー)」と「ISTP(巨匠)」の2つを併せ持つという彼に、実際どちらに近いのかを質問。「5対5の割合で日によって異なります」と回答した。ISTPは分析力、冷静沈着、計画性などを持つという特徴があるが、「僕は計画を立てるよりも即興タイプ。何時から何時までに何をすると緻密に計画を立てることはあまりないです(笑)」と親しみやすさを与えるコメントも欠かさない。
2つ目のキーワードは「A or B」。「辛い食べ物だけがある or 辛い食べ物がまったくない」「過去に戻れるなら、10歳 or 20歳」でそれぞれいずれかを選ぶというもの。前者では、家族が辛い食べ物を好み、幼少期から食べ慣れているという彼は迷いなく「辛い食べ物だけがある」を選択。学校の給食で辛くない食べ物が提供されて驚いたそうだ。また、後者の質問では「10歳」と回答。理由は「人生のターニングポイントだから」。中学の時に必ず部活に入らなければならなかったため、音楽が好きだという理由から軽い気持ちでバンド部に入ったところ、大会への出場が義務付けられており、その出場した大会でスカウトをされたというエピソードを披露。「バンド部に入らなかったら、まったく違う人生を歩んでいたと思います。もし20歳に戻ったとしても、その頃すでにZE:Aとして日本でも活動していたので、今と変わらないですよね。なので、あえて10歳を選びました」と語った。
3つ目は、現在Netflixで配信中の大ヒットドラマ「ドクタースランプ」について。「この作品はスランプや燃え尽き症候群をテーマにしていて、面白さと癒し、2つを得られます」と作品の魅力を伝えた。
その流れのまま、『ドクタースランプ』より《Lean On Me》を、『力の強い女、ト・ボンスン』より《Because of you》を立て続けに熱唱。2曲とも自身が主演を務めるドラマのOST(サントラ)で、繊細な表現と情感たっぷりのバラードナンバーに会場が酔いしれた。
ほかにも、ミニゲームや神経衰弱、5本あるマイクの中から本物のマイク2本を探し当てるゲームなどに挑戦し、会場を盛り上げた。