数学は簡単だったから両立できた!?

——数学オリンピックと音楽史オリンピックの両方で入賞されていますが、勉強とピアノはどのように両立していたのですか?

パヴラク 正直に言うと、数学はずっと、僕にとってかなり簡単だったんです。

——簡単!?

パヴラク 理解するのにあまり時間がかからなかったので、勉強に多くの時間を割く必要がなかったんです。数学オリンピックも、そんなにしっかり準備したわけではなくて、軽い気持ちで参加しました。過去問を解いたりはしましたが、人生の中心は常に音楽で、あくまで“サイドプロジェクト”のようなものですね。

音楽史オリンピックの方は、学校の音楽史の先生のおかげです。興味を引き出してくれて、ほとんど個人レッスンのように準備を手伝ってくれました。そのおかげで聴音もよく身につきました。

——数学は小さい頃から得意だったのですか?

パヴラク はい。小学校ではまったく困らず、常に簡単に感じていました。3〜4年生の頃からコンテストに出始め、良い成績を収めていました。それで母も、僕に数学の才能があると気づいたんです。母は数学者なので、興味を示せばどんな概念でもわかりやすく説明してくれました。父もプログラマーだったので、数学に親しむのは自然な環境だったのだと思います。