——最近では、石田組の公演で組長(石田泰尚さん)から紹介される「ボストン生まれ、ニューヨーク育ち」がキャッチフレーズになっていますよね。
塩田 まさに、そのままなんですけどね(笑)。僕はいつもお客さんがざわざわして笑ったりするのは、なぜなのだろうと思っていて。
——それは、塩田さんがどんな人なのか興味があるのでは。
塩田 家の中では日本語で話していましたし、日本人としてのルーツはあるけれど、育ったのはアメリカ。26歳で日本に来るまでは日本人の友達がいなくて、ドラゴンボールの「ピッコロがナメック星に行ったとき(ピッコロは地球育ちだが、実はナメック星人の血を引いている)」みたいな状態だったんです。