砂田愛梨が本拠地イタリアからコンテンポラリーを歌いに来ることの価値

沼尻「《決闘》にも、そうした三善さんの厳しさが感じられます。私はこの作品を20年以上前に天羽明惠さんとレコーディングしていますが、今回は砂田愛梨さんを独唱に迎えて演奏します。

砂田さんとは《カルメン》で共演したことがありますが、盗賊の女、フラスキータを演じる砂田さんの非常によく飛ぶ声は《決闘》にピッタリだと思いました。現在彼女はイタリアを拠点にオペラ歌手として活躍されていますが、そういう方がコンテンポラリーの作品を演奏することに大きな意義があると思っています。彼女はこの演奏会のためだけに5日間、日本に帰ってきます」。

@Satoru Masuko
砂田愛梨(ソプラノ)

東京音楽大学卒業、同大学院修了。第4回ジュディッタ・パスタ国際オペラ歌唱コンクール第2位、第94回日本音楽コンクール第1位など受賞歴多数。イタリア・サッサリ市立歌劇場でデビュー後、イタリアの様々なプロダクションに出演を続ける。また日本では、日生劇場『連隊の娘』マリー、新国立劇場『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ、高崎芸術劇場『カルメン』フラスキータで出演したほか、コンサートソリストとして国内各地のオーケストラとも共演。今後は新国立劇場『ウェルテル』ソフィー、日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナなどで出演予定。ミラノ在住。