また、ラフマニノフの前奏曲《鐘》も印象的だ。第2話でバルカ共和国の警察から逃亡する際に、”死の砂漠”と呼ばれるアド砂漠を横断するシーンで登場。ジリジリと照りつける太陽のもと、乃木と野崎、柚木はひたすら砂漠で前進しようと努める。《鐘》の存在によって、言葉にならない過酷さが際立つ場面だった。
さらに外せないのが、ラフマニノフの交響曲第2番。乃木の同期である山本(迫田孝也)が誤送金事件で乃木を罠に陥れていたことが判明し、乃木と黒須に追い詰められるシーンで第1楽章の冒頭が流れる。