熱気を帯びるのはホールの中だけではありません。エントランス右手のチケットオフィスにも、当日券を求める人々で連日長蛇の列ができており、セミファイナル以降は、早朝から5〜6時間も並んで、ようやく夜の部のチケットを手にするという光景も見られました。

終演後のロビーには、時に地元テレビ局のインタビューのため、演奏を終えたばかりのコンテスタントが出てくることも。このときもまた、高揚を抑えきれないまま、感謝や賛辞の言葉を直接伝えようとロビーへと駆け寄る聴衆たちで、独特の熱気がわいてきます。さらに、取材が終わった瞬間はサインをもらえる絶好の機会とあって、たくさんのファンがコンテスタントに声をかけていました。人々が笑顔で囲み、拍手が自然と湧き起こる光景は、このコンクールがいかに深く人々の心に響いているかを物語っていました。

左:地元テレビ局が精力的に密着取材。あらゆるシーンを撮影していた
右:ファンに囲まれ、サインをするコンテスタント

また、ロビーにはコンクールのオリジナルグッズ売り場もあります。今回のアイコンとなったショパンモチーフが入った靴下やトートバッグ、マフラー、ショパンをイメージした香水など、多彩なラインナップが並び、訪れる人の目を楽しませていました。

定番商品を扱うグッズショップは、コンクール期間外でも営業しているので、会場の雰囲気を感じながら音楽ファンへの贈り物や自分へのごほうびを選ぶのも、楽しみのひとつになるでしょう。

グッズコーナー。会期中の休憩時間には長い列ができていて、街ではショパン柄のマフラーや靴下を身につけている姿も見られた