——今回初めて審査員を務められますが、どんなお気持ちですか?
アヴデーエワ 私自身がコンクールに出場したときの記憶がまだ鮮明なので、挑戦する参加者一人ひとりにシンパシーを感じると思います。ショパンコンクールで演奏するというのはとても特別な体験だからです。
ワルシャワ・フィルハーモニーホールの観客は本当に温かく、その雰囲気が音楽に集中する助けとなり、ショパンの天才を音楽を通して讃えることができます。すべての参加者のみなさんに幸運を祈っています。
——元参加者である審査員として、若いピアニストの演奏でもっとも注目する点は?
アヴデーエワ 新しいショパンの解釈に出会えることをとても楽しみにしています。コンテスタント一人ひとりが、それぞれまったく違うものを見せてくれると思います。それこそがこのコンクールの魅力なのです。
アヴデーエワのファイナルでの演奏