オンとオフを切り替えるゲームの時間

——音楽以外に趣味はありますか。

鈴木 ゲームです。今はFPSと言われる、一人称視点のシューティングゲームにハマっていて、ヴァイオリンの塩田脩さん、ホルンの西條貴人さん、和田博史さんなどはゲーム仲間です。

——ゲームはどのぐらいやるのですか。

鈴木 家に帰って2、3時間ぐらい。次の日が休みだったらもう少しやってしまうこともあります。私は日付を超えるまではやらないと決めているので、リフレッシュできる範囲内でゲームの時間は確保しようと思っています。

何も考えずに集中できる時間がそれくらいしかないので。唯一音楽から離れている時間かもしれないです。ゲームをすることで、気持ちを切り替えられているのだと思っています。

——ホルン以外にやってみたかった楽器はありますか。

鈴木 チェロとファゴットです。私自身が低音奏者だからなのか、中音域の楽器に引かれます。それに、チェロは色感と弾いている姿も様になってかっこいいですよね。憧れるソロ曲がたくさんあります。ファゴットにも吹いてみたいソロが多くあるのでやってみたいです。

金管楽器は効率のいい練習スケジュールが大切

——コンサートがある日はどのようなスケジュールで過ごしていますか。

鈴木 マチネの時は11時にリハーサルやゲネプロがあるので、早めに起きますが、夜に本番がある時は、15時半にゲネプロがあるとして、最低でも9時には起きようとは思っています。

体が起きるのに時間がかかるタイプなので、寝すぎないように気をつけています。ゆっくり支度してゆっくりお昼を食べて家を出ます。21時に本番が終わって帰宅したら、速攻でお風呂に入って、次の日が早ければ寝ますが、そうでなければ軽くゲームをします。

——休みの日も練習はしますか。

鈴木 私は絶対に練習をしないと不安になるので、必ず練習の時間を確保しています。

——どのくらい練習するのですか。

鈴木 「金管楽器あるある」かもしれないですが、長時間練習しすぎると、筋肉を使って吹いているので、体を壊してしまいます。やりすぎない程度に、3時間から4時間の間で効率よく練習するようにスケジュールを組み立ています。

それ以上は、不安な要素が残っていても、練習はしないようにしています。練習をしすぎて調子を崩してしまったことが過去にあったので、効率のいい練習を心がけています。