現代音楽界のレジェンド、I.アルディッティにきく 作曲家との50年を振り返るプロ...
2022.03.17
生まれ変わる街の景色を眺めながら、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を聴く
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
先日、初めて大分県にお邪魔しました。竹田市のホール「グランツたけた」で音楽講座のお仕事で伺いました。
ホテルといっても旅館のような佇まいのお部屋で一泊した翌朝、ロビーで整然とならぶ赤い鼻緒の下駄が綺麗でした。
下駄をカランコロン言わせて歩くことって、あまりなくなりましたね。
夏になれば、浴衣姿で履き慣れない下駄でがんばって歩く女の子たちもいますが、今はウレタン草履など、走れる! っていう勢いの履き心地よいものがありますし、こういう二枚刃のを履いている人は減っている気がします。
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みんながこういう下駄で闊歩してたころの足音ってどうだったんでしょう。
今ほどコンクリートで整備され切っていなければ、あまり足音はしなかったのかもしれないけれど、カランコロンの入り乱れる音風景を想像したら、ちょっと楽しくなりました。
ちょっとそんな風情に、もしかしたら近い曲をご紹介。
アメリカのミニマル・ミュージックの作曲家、スティーヴ・ライヒ(1936〜)の「ドラミング」から、Part 4です。
後半は、まるであちこちから風鈴も入り乱れて聴こえてくるような、楽しくて耳に涼やかな作品。気持ちいいですよ♪