読みもの
2025.10.17
編集部やってみた「ショパコンサイドストーリー」

ショパンコンクールとコラボした「ショパントラム」に乗ってみようとした(失敗)

三木鞠花
三木鞠花 編集者・ライター

フランス文学科卒業後、大学院で19世紀フランスにおける音楽と文学の相関関係に着目して研究を進める。専門はベルリオーズ。幼い頃から楽器演奏(ヴァイオリン、ピアノ、パイプ...

この記事をシェアする
Twiter
Facebook

第19回ショパン国際ピアノコンクール開催中のワルシャワでは、前回紹介した「ショパンデザート」以外にも、さまざまなコラボ企画があります。その中に「ショパントラム」というものを発見しました。

ワルシャワ市内の移動は、トラム、バス、地下鉄が網羅されていて、とても便利です。ショパントラムは、Zajezdni Wola 03という路線で、外観がショパンコンクールにちなんだデザインになっているだけでなく、なんと中にピアノがあって、ピアニストも同乗するとのこと。

ピアニストが同乗するのは、1日2回。始発駅に行ってみました! が……

続きを読む

えー! 混みすぎじゃないですか。しかも、だいぶ遅れて到着したショパントラムは、1両しかない。当然乗り込めるわけもなく、「編集部やってみた」企画初の失敗という結果に。

待っている間に近くにいたワルシャワっ子と話してみたら「せっかくの機会だから乗ってみようと思って〜」と言ってました。ショパンコンクールは追ってるの? と尋ねると「Tik Tokで見て韓国の兄弟のファンになった」とのこと。今年から始まったTik Tokでの配信が早速効果を上げてているではないですか。特にお兄さん推しだそうです。

推しの名前を確認するためにショパン研究所のInstagramを開いて探したら、演奏中の写真がずらりと並んでいて「エモーショナルすぎて見つけにくいわ!」と爆笑していました

さて、このまま失敗で終わっていいのか。悔しさが湧いてきてしまい、後日、曜日や時間帯を考慮してリベンジしました。また始発駅に行ってみると……

えぇぇぇ! こないだは進行方向寄りに停車したから、頑張って前に進んで待っていたのに、前のトラムが詰まっていて中途半端なところで停車した! すると、どんどん人が乗り込んでいく。なんて理不尽なのでしょう。はい、また失敗に終わりました。

というわけで、乗るとどんな感じなのか、動画を載せておきます。ここでもまた、ショパンコンクール熱を感じられたのでした。

三木鞠花
三木鞠花 編集者・ライター

フランス文学科卒業後、大学院で19世紀フランスにおける音楽と文学の相関関係に着目して研究を進める。専門はベルリオーズ。幼い頃から楽器演奏(ヴァイオリン、ピアノ、パイプ...

ONTOMOの更新情報を1~2週間に1度まとめてお知らせします!

更新情報をSNSでチェック
ページのトップへ