阪 哲朗がリードする、山形交響楽団の熱く湧き上がる挑戦力と成長の源泉を探る
2018.08.24
日めくりオントモ語録/ニルス・メンケマイヤー
突然、ヴィオラという楽器を通して、ロマン派の音楽の美しさに開眼したのです。
―― ニルス・メンケマイヤー「レコード芸術」2018年9月号より
「16歳のときでした。タベア・ツィンマーマンのリサイタルでブラームスを聴いたのですが、それまで聴いたことのない大変にすばらしい演奏だったのです」と振り返った。「その頃の僕はバロック音楽ばかりで、ロマン派の音楽は好きではなかった」とも。「ヴィオラを通して自らの感情を表現することのおもしろさも感じたのです」と自分の原点となった思い出を語った。
ニルス・メンケマイヤー(Nile MÖNKEMEYER 1978~)
1978年ブレーメン生まれ。ミュンヘン音楽大学でハリオルフ・シュリヒティヒにヴィオラを師事。2006年ユーリ・バシュメト国際ヴィオラ・コンクール優勝、09年ドイツ音楽コンクール最高位入賞など多数のコンクールに入賞。これまでケルンWDR響、ベルリン放送響、シュトゥットガルト放送響、ウィーン放送響、ロシア・ナショナル管などのオーケストラと共演。・またマキシミリアン・ホルヌング(vc)、ニコラス・リンマー(p)とのトリオや、バシュメト、クレーメル、マイスキー、ユリア・フィッシャーらと室内楽で共演。2017年にはボンでエリジウム音楽祭を立ち上げた。現在ミュンヘン音楽大学ヴィオラ科教授。2014年以来、来日を重ねている。ミュンヘンのペーター・エルベン製品のヴィオラを使用。
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2024.04.27
川口成彦・青柳いづみこ対談〜ピリオド楽器コンクール鑑賞をより楽しむ方法
2024.04.26
ウィーン少年合唱団が来日!シューベルト組がメルヒェンと四季をテーマに全国ツアー
2024.04.26
川口成彦・青柳いづみこ対談〜ショパン演奏に新たな道を切り拓いたピリオド楽器コンク...
2024.04.25
2024年アニバーサリー作曲家をコンサートで聴こう! 音楽ライターが選ぶ10公演
2024.04.22
ピアニストの辻井伸行がドイツ・グラモフォンと日本人初のグローバル専属契約
2024.04.22
ネゼ=セガン音楽監督、総裁ゲルブが語る METオーケストラの新時代と来日公演の聴...
2024.04.22
『レコ芸』歴代編集部員が選ぶ 心に刺さった批評#4 演奏解釈の背景に広がる豊かな...
2024.04.21
ルクレツィア・ボルジア~悪徳の一家に生まれたヒロインは本当に「悪女」だったのか