阪 哲朗がリードする、山形交響楽団の熱く湧き上がる挑戦力と成長の源泉を探る
2018.08.29
日めくりオントモ語録/アラン・エーベル
打楽器セクションは、他では考えられないほど家族的であるべきです。
―― アラン・エーベル「バンドジャーナル」2009年9月号より
「Make your part fit(自分の役割を知り、果たす)」
この言葉を常に考え、オーケストラの中で自分がどうあるべきかを模索しながら演奏すべきと語る打楽器奏者のエーベル。セクションのメンバーがみな公平で、誰かがスーパースターである必要はない、この考えかたは音楽に限らず、社会のなかでどうあるべきかと繋がっていると語りました。
アラン・エーベル(Alan ABEL 1928-)
1928年、アメリカ・インディアナ州生まれ。イーストマン音楽学校卒業後アメリカ・エアフォース・バンド、オクラホマ交響楽団を経て1959年にフィラデルフィア管弦楽団に入団。以来1997年まで40年近くにわたり、ストコフスキー、オーマンディ、サヴァリッシュ、ムーティなど、名指揮者・音楽監督のもと「華麗なるフィラデルフィア・サウンド」を支え、守り続けてきた。
打楽器指導者としても名高く、教え子はシカゴ、ボストン、フィラデルフィア、METといった、アメリカのメジャー・オーケストラをはじめ、香港、ソウル、マレーシアなど世界各地のオーケストラで打楽器奏者として、また各地音楽大学で指導者として多数活躍している。
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