阪 哲朗がリードする、山形交響楽団の熱く湧き上がる挑戦力と成長の源泉を探る
2018.06.15
日めくりオントモ語録/クラウス・フロリアン・フォークト
音とイメージが一緒だと実は遅いのです。飛行機の操縦でも、パイロットは操縦席の外に座っているような感覚が必要なのです。
―― クラウス・フロリアン・フォークト 「音楽の友」2017年10月号より
歌手になる前はハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団のホルン奏者だったフォークト。ホルンも歌も、音を出す前に自分の出したい音を明確にイメージすることが大切だと語りました。趣味はバイク、ヨットに飛行機操縦だそうです!
フォークトが歌うヴァーグナー《ローエングリン》 ~ 「私の愛しい白鳥よ」
クラウス・フロリアン・フォークト(Klaus Florian VOGT )
ハノーファーとハンブルクの音楽大学でホルンを学び、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団のホルン奏者として活動する。並行してリューベック音楽大学でギュンター・ビンゲ教授に師事し声楽を学び、1997年/98年シーズンより、フレンスブルク州立劇場と契約。その後、ワーグナー作品でデビューを果たし、マドリッド、パリ、ミュンヘン、ミラノ、ニューヨーク、ロンドン、東京、バイロイト音楽祭などに出演し、今や世界で最も重要なテノール歌手の一人となった。07年夏にはバイロイト音楽祭にデビューし、カタリーナ・ワーグナー演出の《マイスタージンガー》の新プロダクションで、ワルター・フォン・シュトルツィング役で大成功を収め、それ以降毎年バイロイトに出演している。今日では、ローエングリンやパルジファル、ホフマンといったドラマチックな役どころをレパートリーとしている。12年、エコー・クラシック年間最優秀歌手。
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