キャット・パワーがディラン伝説のアルバート・ホール・コンサートを再現、そのステー...
2018.06.17
日めくりオントモ語録/宇野功芳
究極の名演奏というのは、聴き手に「良い曲だ」と思わせる演奏です。そのためには、どんなことをしてもいいとぼくは思います。
―― 宇野功芳 ONTOMO MOOK『目指せ! 耳の達人 ~クラシック音楽7つの聴点~』より
クラシック音楽を聴くときには、仕事としては「演奏」の比較や批評をするけれど、究極は“曲”を聴きたいという宇野さん。「作曲者が得をするような演奏」ができる指揮者こそが名演奏家だと語っています。
本文で触れられているハンス・クナッパーブッシュ指揮 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
宇野功芳 (Koho UNO 1930-2016)
1930年5月9日生まれ、東京都出身の音楽評論家/指揮者。本名は宇野功(うのいさお)。国立音楽大学声楽科卒。53年から評論活動を開始し、『レコード芸術』『音楽の友』『音楽現代』などのレギュラー執筆者として活躍。巨匠の演奏でも厳しく批判するなど、歯に衣着せぬ批評で人気を集める。66年にKTU女声合唱団を指揮してからは合唱指揮者として活動。80年代からはオーケストラの指揮者も務め、88年には新星日響を振ってリサイタルを開催。独自の解釈による演奏が話題に。録音CDや著書も多い。2016年6月10日、老衰のため死去。86歳没。
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