祝祭感に満ちたJ.S.バッハ《ブランデンブルク協奏曲》全曲演奏会で鮮やかな新年を...
2018.06.30
日めくりオントモ語録/カタリーナ・ワーグナー
伝統を大切にしつつ、21世紀に相応しい音楽祭にしていく。これが、私のやり方です。
――カタリーナ・ワーグナー「音楽の友」2018年7月号
新国立劇場《フィデリオ》の演出を手掛けたカタリーナ・ワーグナー。バイロイト音楽祭の若き総監督としても注目されている彼女。「今回は、作品の展開が理解できる最小限までセリフを大幅にカットしました。セリフを短くすることで全体の流れが不自然に途切れるのを防ぐことができたと思います」と、演出について振り返った。新しく生まれ変わった《フィデリオ》、また一方で新風を巻き起こしているバイロイト音楽祭と、カタリーナの動向にこれからも目が離せない。
カタリーナ・ワーグナー(Katharina WAGNER 1978~)
1978年、ドイツ・バイロイト生まれ。リヒャルト・ワーグナーのひ孫であり、2015年からバイロイト音楽祭総監督。これまでの演出作品に、ヴュルツブルクでの『さまよえるオランダ人』、ブダペストでの『ローエングリン』、ミュンヘンのゲルトナープラッツ州立劇場のロルツィング作曲『刀鍛冶』、ベルリン・ドイツ・オペラのプッチーニ三部作などがある。バイロイト音楽祭には2007年夏に『ニュルンベルクのマイスタージンガー』で演出家デビューし、2015年には『トリスタンとイゾルデ』を演出。
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