亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2018.07.28
日めくりオントモ語録/高田泰治
シューマンやショパンに再び取り組むなら、絶対にフォルテピアノでと心に決めていました
――高田泰治「音楽の友」2018年7月号より
大阪音楽大学大学院の修士課程でモダン・ピアノを専攻していた当時、実はショパンの前奏曲を研究対象にしていた高田さん。「フォルテピアノは、均質的な響きのモダンと違って、音域によってまったく音色が違う。でも、モダンでは決してできなかった『楽譜の指示通りの演奏』が、この楽器だと可能になるんです」とフォルテピアノの魅力を語った。
高田泰治(Taiji TAKATA)
2002年神戸新聞松方ホールにてテレマン室内オーケストラとともにピアノ、フォルテピアノ、チェンバロのそれぞれの協奏曲を一夜で演奏するという公演にてデビュー。フォルテピアノ奏者としては、東京、京都、奈良の国立博物館におけるモーツァルト、ハイドン、J.C.バッハなどの作品の公演を皮切りに全国的な活動を展開。2009年には日本テレマン協会定期演奏会にてベートーヴェン「ピアノ協奏曲 第2番」を好演。2010年にはNHK「クラシック倶楽部」にてモーツァルト作曲ピアノ協奏曲 第12番をフォルテピアノで好演し話題となる。また同年4月よりモーツァルト作曲の一台のためのピアノ協奏曲全曲を3年のスパンで演奏するシリーズを開始(2012年に完結)。全国的な注目を集める。平成23年度坂井時忠音楽賞受賞。平成28年度咲くやこの花賞音楽部門受賞。
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