日めくりオントモ語録/今井信子

読みもの
2018.10.15
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イラスト:駿高泰子

内省的なところが日本人に向いていると思いますね、ヴィオラという楽器は。それに和を尊ぶ精神はヴィオラ向きかもしれない

―― 今井信子「音楽の友」1997年4月号より

世界的なヴィオラ奏者として活躍している今井信子。ヴィオラ・コンクールの審査員を務めて、優秀な日本人ヴィオラ奏者がたくさん出てきていることに喜んで一言。
ヴァイオリンやチェロの影に隠れて少し地味な存在のヴィオラだが「アンサンブルの接着剤として重要な役割を担っているんです。室内楽だと、音楽を動かすのはヴィオラの役目だし」と語りました。

武満徹:ヴィオラとピアノのための『鳥が道に降りてきた』
今井信子(ヴィオラ) ローランド・ペンティネン(ピアノ)

この曲は最晩年の武満徹が、今井信子へのプレゼントとして作曲した。

今井信子(Nobuko IMAI 1943-)

桐朋学園大学卒業、イェール大学大学院、ジュリアード音楽院を経て、1967年ミュンヘン、68年ジュネーヴ両国際コンクール最高位入賞。70年西ドイツ音楽功労賞受賞。ベルリン・フィル、ロンドン響、パリ管等と共演。武満徹『ア・ストリング・アラウンド・オータム』など数々のヴィオラのための作品を初演、献呈された作品も多い。室内楽ではクレーメル、マイスキー、ヨーヨー・マ、ミドリ等と共演。マールボロ、ラヴィニア、ヴェルビエ等国際的音楽祭への出演も多数。2003年ミケランジェロ弦楽四重奏団結成、カルテットのメンバーとしても積極的な活動を行っている。日本では〈ヴィオラ・スペース〉の企画・演奏に携わるほか、東京、ロンドン、ニューヨークでの「ヒンデミット・ヴィオラ・フェスティバル」音楽監督、日蘭交流400周年記念プロジェクトのプロデュースなどを行い、ヴィオラ界をリードする存在として活躍している。これまでにフィリップス、BIS、グラモフォン等から40を超えるCDをリリース。エイボン女性芸術賞、文化庁芸術選奨文部大臣賞、京都音楽賞、モービル音楽賞、毎日芸術賞、サントリー音楽賞を受賞したほか紫綬褒章、旭日小綬章を受章。

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