祝祭感に満ちたJ.S.バッハ《ブランデンブルク協奏曲》全曲演奏会で鮮やかな新年を...
2018.10.26
日めくりオントモ語録/パーヴォ・ヤルヴィ
私はベートーヴェンのスコアの注記通りにするべきと考えます。
―― パーヴォ・ヤルヴィ「音楽の友」2018年11月号より
《交響曲第5番》の繰り返しを指揮者によって繰り返しをするしないがわかれることについて。「反復希望はすべてその通りにします。そうでないと曲の各部のバランスがおかしくなる。スケルツォから終楽章にかけて何度もスケルツォのテンポが出てきます。しかし、それをくどいと感じるのであれば、おそらくそれは遅いテンポを取っているからではないでしょうか。スコアに即したテンポを取っていればそんな風には感じないはずです。そして繰り返して初めてベートーヴェンが考えていた構造のバランスになるのです」と説明した。
パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Jarvi 1962~)
1962年、エストニアのタリン生まれ。父は指揮者ネーメ・ヤルヴィ。エストニアの音楽学校で打楽器と指揮を学んだ後、1980年カーティス音楽院に入学。スウェーデンのマルメ交響楽団首席指揮者、ロイヤル・ストックホルム・フィル首席客演指揮者、シンシナティ交響楽団音楽監督、フランクフルト放送交響楽団首席指揮者、パリ管弦楽団音楽監督を歴任。欧米の主要オーケストラに定期的に客演している。2010年には故国エストニアで「パルヌ音楽祭」を創設し、マスタークラスまでは後進の指導にもあたる。
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