双子座の2025年下半期の運勢&あなたと同じ星座の作曲家は?
1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...
アイデアが富に変わる!快進撃のその先は、“超・繁忙期”
2025年7月7日に84年ぶり(!)に天王星を迎え、ドラマティックな激動期に突入した双子座。2024年11月に本格的な風の時代を迎え、すでに敵なしの快進撃に出ていた双子座ですが、2025年後半からは2033年まで続く「超・繁忙期」がスタートするのです。
もともと、「日常で使う知性」を象徴する水星を支配星にもつ双子座にとって、水星のハイオクターヴ天体である天王星は「使い甲斐」のある星。生まれながらのコミュニケーション能力や好奇心が増幅され、日頃から思っていた些細な事柄が、大きな「発明」として歓迎されるケースが多発するのです。一か所に留まり続けないノマド性、奇想天外なユーモアセンス、ポップで垢ぬけた美意識など、隠さずどんどんアピールすることで人気者になっていきます。
幸運星・木星は基盤と所有のハウスにあり、働きかた次第では大きな富を手にするチャンスも。「本物らしさ」にこだわりすぎず、イミテーションやキッチュなアイテムを発明して稼ぐのもありです。財運に関しては、手堅く管理してくれる人を探すと運気も倍増するでしょう。旅することは多くなっても、「帰ってくる家」を確保したくなるのかもしれません。不動産関係は、情報通のパワーを活かして。
試練の星・土星が重責のハウスに逆戻りする9月以降は、伝統的な勢力にふたたび悩まされることがあるかも。時代は確実に進歩しているので、弱気にならないこと。「ここぞ」というときは自信をもって、目上の人間とも対等の立場を取ること。11月9日には、逆行中の天王星がいったん無意識のハウスに隠れてしまうため、スピードを出して進んで着た人は道に迷う感覚が出てくるかも。楽観的な精神を保ち、仲間と共闘していくことで闇を払っていけます。振り返れば。
2020年頃から先頭を走り続け、矢面に立つことには慣れていた双子座。アップダウンの波をうまく乗りこなし、みんなのアイドルとして「驚き」を与え続けて。
【牡羊座の作曲家】ストラヴィンスキー
牡牛座・水瓶座と並んで作曲家の宝庫(!)である双子座には、シューマンを筆頭に、ワーグナーやR. シュトラウスなど巨匠の名前が目白押しです。頭の回転が速く、早熟な天才を生み出しやすいこの星座。音楽という究極のコミュニケーションツールが、双子座の本能的な何かをくすぐるのでしょう。水星=マーキュリーを支配星にもち、ころころと転がる水銀のように遊戯的な音符を書き残していった天才たちには頭が下がるばかりです。
双子座にはその名の通り「二面性」「双極性」があり、頭(脳みそ)が2つあるような状態なので、負担が多くメンタルも不安定になりやすいのですが、「2つの世界」を見事に横断していた典型がストラヴィンスキーかもしれません。大人の世界と子どもの世界、古典的なものと前衛的なもの、洗練と粗野を往来し、今まで誰も書かなかったような和声とリズムを駆使した《春の祭典》《火の鳥》《ペトルーシュカ》といった斬新なバレエ音楽を完成させてしまうあたり、意識と無意識の世界まで横断していたと思わせます。
繊細な感性を持ちながら、過酷な作曲を続けるために自分で編み出したオリジナル体操を毎日行なっていたというストラヴィンスキー。芸術家脳と体育会脳のあいだも、行き来していたと思われます。
ストラヴィンスキー《春の祭典》、《火の鳥》
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