読みもの
2025.07.15
青石ひかりの12星座☆音楽占い

乙女座の2025年下半期の運勢&あなたと同じ星座の作曲家は?

青石ひかり
青石ひかり 西洋占星術研究家

1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...

イラスト:酒井恵理

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変わる勇気が、現実を整える。心の底力が試されるとき

世界が根本から変化していく2025年後半、乙女座にとっては吉凶入り混じったドラマティックなシーズンになりそうです。あなたの真面目さ、几帳面な仕事ぶりは引き続き評価されますが、精神の深いところで「本当にやりたいことが、やりたい」「この一度きりの人生を思い切り楽しみたい」というムズムズが湧いてきて、これまで疑問を持たずに続けてきたことが苦痛に感じられたり、上司や仕事仲間と話が合わなくなったりすることも。夏場は体調も不安定になりやすいため、心身を酷使することはくれぐれも避けたいもの。

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仕事面では、今後7年にわたって稼ぎかたや業種そのものが転々と変わっていく可能性があります。現状の役割に「どこかなじめない」「お金がさっぱり入ってこない」と感じたら、情報を集めたり相談したりして打開策を探してみて。固定化した人間関係のままでは、搾取され続けるリスクもあります。

2026年6月までは、小規模なグループやボランティア団体、地方の村おこし・町おこしなどにも縁が。そこで出会った人々とは未来にまで続く絆ができるでしょう。大企業や伝統的な組織で働く乙女座は、ストレスを抱えやすいとき。ライバルがぞくぞくと現れて、業界全体がレッド・オーシャン化していく可能性もあります。

変化に富んだ毎日よりも、ルーティンを続けていくことに適性のある乙女座。長く続けてきたことをやめるのは痛みもともないますが、ひとつ、ふたつと勇気を出して断ち切っていくと、意外にも歪んでいた現実軸がノーマルに立ち直っていくことも。

9月は過去にさかのぼって「どの地点からやり直したらいいか」がはっきりする月。11月には「やはりどうしてもやりたかったこと」「行きたかった場所」を思い出し、具体的な行動に出ていくチャンスも。目の前のすべてが「変えられない現実」と思わず、あなたのイマジネーション次第でどうにでも変えられると信じて。心の底力を活かすときです。

【乙女座の作曲家】ブルックナー

曼荼羅絵を思わせる壮大な宇宙をオーケストラで描き、現代に「ブルオタ」なる存在も生み出したわれらがカリスマ、ブルックナー。乙女座のエリザベス1世やグレタ・ガルボと同じように生涯独身で通し、孤独の中で神との対話を続けていたブルックナーは、交響曲と宗教音楽の大家であり、教会のオルガニストとしても活躍した敬虔な人物でした。

幼くして父を亡くし、修道院の寄宿舎で学んだ彼は、その環境になじみ「トーネル坊や」の愛称で愛されたといいます。熱心な生徒であった彼は、教師たちから音楽理論や対位法、オルガンを学び、祈りと勉学の日々を過ごしました。

ベートーヴェンやワーグナーを熱心に研究し、自作のシンフォニーは評判を気にして何度も改訂を加えているあたりは「批評家で完璧主義者」の乙女座そのもの。習作である00番と1番から9番までの10曲の交響曲はいずれも大作で、勤勉な乙女座のストイックな取り組みが感じられます。

女性にはモテなかったけど、音楽の中には完璧な女神が存在しているように思えるのも、スピリチュアルな乙女座らしい。また、乙女座には意外にも大酒飲みが多いのですが、ブルックナーもその一人で、居酒屋ではビール軽くジョッキ10杯はいけたそうです。

ブルックナー:交響曲00番

青石ひかり
青石ひかり 西洋占星術研究家

1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...

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