ショスタコーヴィチと二人の子ども〜音楽を通して注いだ愛情とそこから生まれた作品たち
ショスタコーヴィチには、姉ガリーナと弟マクシムという二人の子どもがいました。愛情あふれる良き父親だったショスタコーヴィチは、子どもたちのためにも数多くの作品を作曲。音楽を通しても愛情をかけた子どもたちとのエピソードを紹介します。
ショスタコーヴィチをはじめとするロシア・ソ連音楽、マーラーなどの後期ロマン派音楽を中心に、『レコード芸術』『CDジャーナル』『音楽現代』誌、京都市交響楽団などの演奏会...
プロコフィエフの邪魔をして文鎮を投げられた!?
ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906〜1975)には、
子どものころのふたりはなかなかのやんちゃだった。『
幼いガリーナとマクシムのお気に入りの遊びがあった。
ところで、
プロコフィエフ:交響曲第5番
指揮者になって父親の作品の初演もしたマクシム
さて、二人のうち、のちに指揮者になったマクシムのことはご存じの方も多いはずだ。
ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノ
(ショスタコーヴィチとマクシムによるピアノ)
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番
(マクシム・ショスタコーヴィチ指揮、ドミトリー・ショスタコーヴィチJr(ショスタコーヴィチの孫)ピアノ、ロンドン交響楽団)
マクシムはその後指揮者となり、父親の作品を中心に、
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番
(マクシム・ショスタコーヴィチ指揮、プラハ交響楽団)
ピアノはあまり性に合わなかった姉ガリーナ
お姉さんのガリーナのほうはあまり知られていないだろう。
ショスタコーヴィチ:《
ショスタコーヴィチには子どものためのピアノ曲がいくつかある。
しかしこの曲集、
ところで、当時のソ連で作品を出版するには、
どうやら、マクシムに比べると、
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