音楽ことばトリビア ~ドイツ語編~ Vol.7

グランド? アップライト?

読みもの
2019.04.20

2004年にドイツで結成以来、ピアノデュオ(連弾・2台ピアノ)ドゥオールとして大活躍の白水芳枝さんと藤井隆史さん。教育にも熱心に携わるお二人に、ドイツで経験したピアノ・音楽にまつわる言葉の壁や、面白さをたっぷり語って頂きました。

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イラスト:本間ちひろ
ピアノデュオ ドゥオール
ピアノデュオ ドゥオール
ピアノデュオ ドゥオール
〜ドゥオール〜 2人が解き放つ 光のハーモニー   藤井隆史: 東京藝術大学大学院修了。文化庁及びDAAD特別奨学生としてドイツ・マンハイム音楽大学大学院に学び、国家...

Flügel oder Klavier?

フリューゲル・オーダー・クラヴィ―ア?

グランド? アップライト?

藤井: 僕がドイツの大学で最初に知った大切な言葉は「フリューゲル」だね。

調べたらフリューゲルは「翼」という意味と、「グランドピアノ」という意味がある。クラヴィーアと言ったら、アップライトの意味だった。

白水: 私は日本の大学でドイツ語を取っていたけど、フリューゲル=グランドピアノは教わらなかったな。ドイツで通った語学学校でもピアノ=クラヴィーアとしか習っていなかったから、練習室を取るときに困ってしまって。

藤井: 大学の練習室の鍵を管理しているモイラさんという、だいたい機嫌の悪いおばさんがいつも「Flügel oder Klavier?」と訊いてきて……。ピアノ専攻はグランドピアノの部屋が取れないと困るのに……あれはわざとだな!

白水: 留学した当初はドイツ人がみんな怒っているように聞こえたのかも。今思えば、怒っているわけではなくて、言葉の響きや表情のせいだけなんだけど。

藤井: 年配の方たちでは特に、マンハイム(2人が留学していたフランス、スイスにもほど近い街)の方言があって、少し聴き取りづらかったというのもあるかもしれない。ドイツ国内でもさまざまな方言や、発音の違いがあるからね。

白水: 私はマンハイムの発音はきれいだと思っているけど(笑)。マンハイムは道を歩いていると、知らない人でも「ハロー」と声をかけてくれるような、小さくて素敵な街だったよね。

藤井: じゃあやっぱり、モイラさんが特別感じ悪かったんだ(笑)。

ドゥオール 出演情報
ピアノデュオ ドゥオールが贈る 特別な一日「昼と夜、2つの光のハーモニー」

日時: 2019年6月20日(木)

マチネ(昼)公演 Duo Forest 13:00開演

ソワレ(夜)公演 Shall we dance? 19:00開演

 

会場: 兵庫県立芸術文化センター

 

チケット:

マチネ公演 2,000円
ソワレ公演 3,000円
マチネ&ソワレ 共通チケット 4,500円
※マチネ(昼)公演のみ未就学児入場OK

 

 

プログラム

マチネ公演 「Duo Forest」
4 作連続でレコード芸術誌特選盤に選出された ’18 年リリースの「Duo Forest」に収録された珠玉の名曲をお届けします。
連弾という森に分け入り、深く音色を味わうひとときを。
 牧神の午後への前奏曲:ドビュッシー/ラヴェル編(4手連弾)
 ペールギュント第1組曲 Op.46:グリーグ(4手連弾)
 ハンガリー舞曲 第1集(全5曲):ブラームス (4手連弾)
 モルダウ:スメタナ(4手連弾)

ソワレ公演「 Shall we dance?」
ワインを片手にパーティーを楽しむような大人の夜。
連弾の技、そして2台ピアノの迫力。
ダンスにまつわる作品の数々を、心ゆくまでお楽しみください。
 2つの舞曲:ドビュッシー/ベンフェルト編(4手連弾)
 16のワルツop.39:ブラームス(4手連弾)
 ラ・ヴァルス:ラヴェル(2台ピアノ)
 6つのワルツop.22:レーガー(4手連弾)
 シンフォニック・ダンス:バーンスタイン/マスト編(2台ピアノ)

問い合わせ:
TEL&FAX:  0675-01-9305 ノースロードスタジオ  担当: 長(おさ)
E-mail:  concert@yoshie-takashi.com(ピアノデュオ ドゥオール宛)

兵庫県立芸術文化センターチケットオフィス
TEL: 0798-68-0255 (10:00 – 17:00 月曜休み ※祝日の場合は翌日)

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