オーケストラ×リーダーシップを考えるAmasia International Philharmonicがオンラインイベントを開催
1997年大阪生まれの編集者/ライター。 夕陽丘高校音楽科ピアノ専攻、京都市立芸術大学音楽学専攻を卒業。在学中にクラシック音楽ジャンルで取材・執筆を開始。現在は企業オ...
オーケストラの演奏者が、音楽づくりを行なうなかで自然と養う「リーダーシップ」と「コミュニケーション」の力。それは企業や組織を生きる中での「人材育成」のカギになる——。
そんな「オーケストラ×リーダーシップ」に可能性を見出し、音楽を通した人材育成プログラムを実施してきた一般社団法人Amasia International Philharmonic(アメイジア・インターナショナル・フィルハーモニック)。11月29日(日)にオンラインイベントの開催する。
同イベントでは、代表理事の飯島智珠さんと芸術監督の木許裕介さんが登壇。
新型コロナウイルスの影響による激しい社会変化が起きている今、「オーケストラという組織の中で育つ力は、いかに企業などの組織で生かせるのか?」という問いについて議論する。
「Amasia」は2018年に発足し、2019年春には国際交流プログラムを実施した。そして夏にはサマーキャンプを開催。演奏実践と講義、参加者同士の対話を通じて、リーダーシップを養うためのプログラムを展開した。
今年も国際交流プログラムやサマーキャンプは予定されていたものの、新型コロナウイルスの影響でいずれも中止に。しかし、実際に顔を合わせての人材育成プログラムは開催されない間にも、社会は劇的に変化していく。
「例えば、企業の人材育成の現場。ジョブ型シフトに伴う大幅な人事制度の改変、評価制度の見直し……これからは、今までよりも個人が自立し、自らのキャリアについて深く考えるべき時代になりました」と飯島さんは話す。
「今後、さらなる企業内のコミュニケーションや、多様な人材のコラボレーションが必要」と飯島さん。そしてそんな組織を類似体験できる場がオーケストラだ、とも。
「オーケストラで演奏するには、言葉のない対話、演奏者それぞれのリーダーシップの発揮、そして全員で協奏していく力が求められる。そこで培われる力こそ、これからの社会に必要なのだと考えています」
オーケストラを通して、これからの社会に活きる能力を育てる。
今まで「芸術を楽しむ」「音楽を突き詰める」ことが目的とされてきたオーケストラ。オンラインイベントでは、そこに新しい可能性を見出していく。どんなトークセッションが繰り広げられるのか、楽しみだ。
日時: 2020年11月29日(日):14:00~15:30
会場: オンライン開催(申し込み後、URLを連絡します)
参加費: 500円
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