小澤征爾&水戸室内管の「第九」を動画配信!〜水戸芸術館サウンド・ライブラリーより
1964年京都市生まれ。1987年、慶應義塾大学経済学部卒業。1990年から音楽に関する執筆活動を行う。著書に、小澤征爾の評伝である「音楽の旅人 -ある日本人指揮者の...
小澤征爾&水戸室内管弦楽団の「第九」の動画が期間限定で無料配信されている(5月13日まで/※その後、5月31日(日)15:00まで延長)。
水戸室内管は、1990年に水戸芸術館の初代館長・吉田秀和の提唱で、同館の専属楽団として創設され、結成以来、小澤征爾が指揮にあたっている。
メンバーは、ヴァイオリンの豊嶋泰嗣、竹澤恭子、ヴィオラの川本嘉子、チェロの宮田大など、日本を代表するソリストやオーケストラの首席奏者たちで構成され、ホルンのラデク・バボラークやオーボエのフィリップ・トーンドゥルなど、世界的な名手も参加している。
今回の動画には、2017年10月の第100回定期演奏会でのベートーヴェンの交響曲第9番(全曲)が収められている。体力的な問題により、小澤は第3楽章と第4楽章のみを指揮。前半2楽章は、指揮者としても活躍するバボラークが振った。
体調の不安が言われ、椅子に座っての指揮の小澤だが、音楽をやり始めると表情が輝き、指揮をしながら音楽を楽しんでいるように見える。小澤自身、音楽に飢えていたのであろう。音楽が高揚すると、マエストロは何度か立ち上がった。
小澤の熟達の指揮のもと、水戸室内管46名、東京オペラシンガーズ32名の精鋭メンバーによる稀有な「第九」が体験できる。
「水戸室内管弦楽団 第100回定期演奏会」
配信期間:4月29日(火・祝)15:00~5月13日(水)15:00
「水戸室内管弦楽団第105回定期演奏会」より(抜粋)
配信期間:4月21日(火)15:00~5月6日(水・祝)15:00
「新ダヴィッド同盟 第1回演奏会」より(抜粋)
配信期間:5月2日(土)15:00~5月16日(土)15:00
※新ダヴィッド同盟メンバー:庄司紗矢香、佐藤俊介(ヴァイオリン)、磯村和英(ヴィオラ)、石坂団十郎(チェロ)、小菅優(ピアノ)
※追加配信については随時公式サイト「水戸芸術館サウンド・ライブラリー」にて更新
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