牡牛座の2025年下半期の運勢&あなたと同じ星座の作曲家は?
1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...
激動の7年に幕。穏やかさが導く“本当の豊かさ”へ
2018年頃から続いていた運命の激動期が一段落し、「本当の自分とは何者か」を探し続けてきた牡牛座は、ひとつの結果に辿り着きそう。この7年間、職種や働きかたが変わったり、拠点が転々としたり、ライフスタイルやパートナーシップの面においても、運命的な変化が起こり続けていましたが、7月7日にあなたの星座から変革の星・天王星が抜けたため、安定したモードに入っていきます。経済面での揺らぎはまだ収まりませんが、急展開続きだった過去7年を思えば、かなり安心できる日々です。変革期に社会的な成功を手に入れた人は、手堅く守ることを心がけ、ストレスはあっても簡単に手放さないこと。皆があなたの現状を「羨ましい」と思っているのです。
活動領域を拡大してきた人は、2025年後半は「狭く深く」をテーマに、専門的なアプローチを展開して。職人気質を究め、ハイクオリティの成果を出し続けることによって、さらに評価は高まるでしょう。「ここだけは譲りたくない」というポイントは何なのか、客観的な視点も持ちつつ長所を最大限に伸ばして。
チャンスを逃して口惜しい思いをしているのなら、9月2日以降にリベンジのチャンスが。ここでは「人は情で動く」ということを活用するとスムーズに。天王星がいったんあなたの星座に戻る11月9日以降は、不要なモノや人間関係を見直し、バッサリ切り捨てていく時間に。同情心や奉仕の心が過剰になると、うまくいかなくなることがあるかも知れません。
「ここぞ」というときに助け船を出してくれるのは、友人や新旧の仕事仲間。飛躍的なビジネスチャンスや有益なネットワークをもたらしてくれるのは、年齢性別かかわらず「友情」でつながった人々です。価値観をともにする仲間と、家族的なユニットを結成する牡牛座も。孤軍奮闘せず「チーム」や「ファミリー」と歩を進めていくとゴールが早まります。
蓄財についての興味関心も大きくなったため、投資や不動産の知識を蓄えた牡牛座もいたかも。そうした「野心」と「意欲」のすべてが、2025年の声を聞くと、少しずつ色あせたものに感じられてきます。都会的な環境より、田舎の農村やリラックスして過ごせる地方都市に魅力を感じて、引っ越しをするのもいいかもしれません。
牡牛座の本来の「自然好き」「生活そのものを味わいたい」欲が復活して、プライベート中心の働き方にシフトしていくのが6月頃になります。社会全体も、合理化とAI化が予想以上にスピーディに発展し、「人力を酷使して何かを頑張る」シーンが極端に少なくなってくるため、あまり働かず、優雅に上機嫌で暮らしていたほうが、魅力的な存在としてみなされやすいのです。
あなたは過去10年以上、異常なほどの緊張状態にありましたが、2025年は本来の自分に回帰して、穏やかな日々を楽しむ人生にチェンジしていくことになるでしょう。そうすることで逆に、「豊かさ」も近くなってきます。
【牡牛座の作曲家】ブラームス
成熟に充分な時間をかけ、不動の構えで傑出した音楽を書き残したブラームスは、牡牛座の鑑のような存在。美と豊かさの象徴である金星(ヴィーナス)を支配星に持ち、身体の部位では「頭部」に相当する牡牛座は、生まれつき容姿(とくに顔)に恵まれることが多く、ブラームスも(同じ牡牛座の)チャイコフスキーも、若き日は惚れ惚れするような美男子です。
五感が発達し、美しい景色や美味しい食事が大好きなので、旅で訪れたイタリアに魅了され、その後8回も訪れています。スイーツにも目がなく、ウィーンではザッハトルテとともに優雅にカフェタイムを楽しんでいたとか。生活全般は質素を保っても、食べ物だけは譲らないのも牡牛座の特徴です。
しかしながら、ブラームスの「牡牛座」性を象徴するいちばんのエピソードは、「交響曲第1番」を19年かけて完成したという忍耐強さでしょう。牡牛座は「不動宮」にして「地」の星座。こうと決めたら巨木のように深く根を張って定着し、他人がどうこう言おうが、納得しない限りは動かないのです。頑固にオリジナルの美学を貫き、完璧主義を貫いたブラームス。作曲家の芯にあったのは、何よりも美を崇拝する心であり、自然の崇高さに共鳴する精神だったのです。
ブラームス:交響曲第1番
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