ショパンコンクール結果発表! 入賞者の第1ステージ〜ファイナルの演奏動画をまとめてチェック
第19回ショパン国際ピアノコンクールのファイナルが10月20日(月)に終わり、結果が発表されました! 入賞者の第1ステージからファイナルまでの演奏動画をまとめたので、コンクールを振り返りましょう!
エリック・ルー Eric Lu (アメリカ)
1997年12月15日生まれ。カーティス音楽院卒業。
2018年リーズ国際ピアノコンクールで優勝。これまでにボストン交響楽団、ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団、東京交響楽団、フィンランド放送交響楽団、上海交響楽団、ロサンゼルス・フィル、オスロ・フィル、ルクセンブルク・フィル、ストックホルム・フィル、ワルシャワ・フィルなどと共演している。
ケルン・フィルハーモニー、クイーン・エリザベス・ホール、エルプ・フィルハーモニー、コンセルトヘボウ、ウィグモア・ホール、デイヴィス・シンフォニーホール、ワルシャワ・フィルホール、ソウル・アーツセンター、ボザール(ブリュッセル)などでリサイタルを開催。
ラ・ロック=ダンテロン、ワルシャワ、アスペン、ロサンゼルス、ドゥシュニキ、ヴァルデモッサなどの音楽祭にも出演。
ワーナー・クラシックスからシューベルト、ショパン、シューマン、ブラームスの作品を収録した2枚のアルバムをリリースしている。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
ファイナル
ケヴィン・チェン Kevin Chen (カナダ)
2005年3月7日生まれ。コリーン・アスパリア、クシシュトフ・ヤブウォンスキ、マリリン・イングルに師事し、現在はハノーファー音楽・演劇・メディア大学でアリエ・ヴァルディに師事している。2023年アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノコンクール(テルアビブ)優勝、2022年ジュネーブ国際音楽コンクール優勝。
カーネギーホール、ロンドンのセント・ジョンズ・スミス・スクエアなどで演奏するほか、ラ・ロック・ダンテロン、ドゥシュニキ・ズドゥルイ、「ショパンと彼のヨーロッパ」、オックスフォード・ピアノ・フェスティバルなどの音楽祭にも出演。アボッツフォード・ユース・オーケストラとの共演でデビュー以来、エドモントン響、台北響、カルガリー・フィル、ワルシャワ・フィル、スイス・ロマンド管弦楽団、ハンガリー国立管弦楽団などと共演を重ねている。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
ファイナル
ワン・ズートン Zitong Wang(中国)
1999年2月3日生まれ。ニューイングランド音楽院でダン・タイ・ソンに師事。
2010年ニューヨークのロザリン・テューレック・バッハ国際ピアノコンクール、2020年プリンストン国際ピアノコンクール、2022年スペイン・フェロール国際ピアノコンクールでいずれも第1位を獲得。2023年ボルツァーノのブゾーニ国際ピアノコンクールで第6位に入賞した。
13歳で北京・紫禁城コンサートホールにてリサイタル・デビュー。以来、ペンシルベニア州ヴェライゾン・ホール、クリーブランドのセヴェランス・ホール、ニューヨークのスタインウェイ・ホールなどで演奏。
これまでにフィラデルフィア管弦楽団、クリーブランド管弦楽団、ニュージャージー交響楽団、ガリシア交響楽団などと共演し、ヤーハ・リンやチャン・シャンの指揮で演奏している。
室内楽ではリウ・モンチェー、ロベルト・ディアス、チェンバー・ミュージック・ノースウェストと共演している。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
ファイナル
リュウ・ティアンヤオ Tianyao Lyu(中国)
2008年10月21日生まれ。ポズナン音楽院でカタジナ・ポポヴァ=ジドロンに師事。以前は北京中央音楽院附属中学にてファ・チャンに学んだ。
これまでに数々の国際ピアノコンクールで入賞しており、2024年の第19回エトリンゲン国際ピアノコンクールおよび第31回ショパン国際青少年ピアノコンクール(シャファルニア/ポーランド)で第1位を受賞。
ザルツブルク・チェンバー・ソリスツ、寧波交響楽団などと共演し、アジア、ヨーロッパ、アメリカの各地で演奏。
これまでにカーネギーホール(ニューヨーク)や北京国家大劇院など著名なホールにも出演している。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
ファイナル
桑原志織(日本)
1995年10月11日生まれ。東京藝術大学およびベルリン芸術大学(UdK)を最優秀の成績で卒業し、後者ではクラウス・ヘルヴィッヒに師事して修士課程を修了。
2022年にベルリンでスタインウェイ賞を受賞。これまでに、マリア・カナルス国際ピアノコンクール(バルセロナ/2016年)、ジャン・バティスタ・ヴィオッティ国際音楽コンクール(ヴェルチェッリ/2017年)、フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノコンクール(ボルツァーノ/2019年)、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクール(テルアビブ/2021年)などで上位入賞。
2025年にはブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクールで入賞を果たした。
これまでにポーランド(ドゥシュニキ=ズドロイ〈ショパン音楽祭〉)、チェコ(プラハ〈ルドルフィヌム・ドヴォルザークホール〉)、オーストリア、ドイツ、イスラエル、セルビア、イタリア、日本、韓国、アメリカなどで演奏している。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
ファイナル
ピオトル・アレクセヴィチ Piotr Alexewicz (ポーランド)
2000年4月9日生まれ。ヴロツワフでパヴェウ・ザヴァツキ教授、チューリヒでコンスタンチン・シェルバコフに師事し、ニコライ・デミデンコにも学ぶ。2025年ヒルトン・ヘッド国際ピアノコンクール第2位。ワルシャワで行なわれたポーランド国内ショパン・コンクールでは2度の優勝を果たし、第18回ショパン国際ピアノコンクールではズビグニェフ・ジェヴェツキ教授賞を受賞。
2024年にはテキサス・ピアノ協奏曲コンクールおよびスイスのシェンク・コンクールで優勝し、すべての特別賞を獲得した。ベルリン・フィルハーモニー、パリのサル・コルトー、サンパウロのサラ・サンパウロ、ヴロツワフのナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック、ワルシャワ・フィルハーモニー、大阪シンフォニーホールなど著名なホールに出演。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
ファイナル
ヴィンセント・オン Vincent Ong (マレーシア)
2001年4月12日生まれ。エルダー・ネボルシンに師事し、現在ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学で学ぶ。これまでにエリザベート・レオンスカヤ、ナタリア・トゥルル、ボリス・ベルマンらの指導も受けている。
2019年の台北マエストロ国際ピアノフェスティバルで優勝し、2020年シンガポール国際ピアノコンクール第6位、2024年ロベルト・シューマン国際ピアノコンクール第1位を獲得。
スザンヌ・ショルテン財団のモーリス・ラヴェル・ピアノ賞、スイス・クラヴァルテ財団の奨学金、そしてベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学のルチア・レーザー奨学金を受けている。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
ファイナル
ウィリアム・ヤン William Yang (アメリカ)
2001年5月13日生まれ。カーティス音楽院で学んだのち、現在はロバート・マクドナルドの指導のもと、ジュリアード音楽院で研鑽を積んでいる。これまでにアレクサンダー・コルサンティア、ポール・ワースにも師事。
2025年マイアミで開催された全米ショパンコンクールで第1位に輝き、マズルカ賞およびソナタ賞も併せて受賞した。これまでに2014年ミッドウェスト国際ピアノコンクールで第2位、2015年クリーヴランド国際ピアノコンクールではセミファイナリストとしてバッハ賞を受賞している。
フォートワース交響楽団、サウスイースト・アイオワ交響楽団、ミネソタ管弦楽団などと共演。スタインウェイ・レコーディング・プロジェクトの受賞者でもあり、カーネギーホールのワイル・リサイタルホールを含むコンサートツアーにも参加している。
ウィリアム・ヤンは、2025年全米ショパンコンクールの第1位受賞者である。
第1ステージ
第2ステージ
第3ステージ
ファイナル
マズルカ賞:イェフダ・プロコポヴィチ Jehuda Prokopowicz(ポーランド)
2005年11月16日生まれ。クラクフ音楽アカデミーでクシシュトフ・クシオンゼクに師事。2024年にはヤング・ポーランド奨学金を受賞。これまでにリディア・グリヒトロウナ、フィリップ・ジュジアーノ、アレクサンドル・コブリン、エルダー・ネボルシン、カタジナ・ポポヴァ=ジドロニ、ズビグニェフ・ラウボに師事。ポーランド国内外で30以上のコンクールで受賞歴があり、パデレフスキ国際ピアノコンクールでグランプリを受賞、ビドゴシュチュで開催された「アルトゥール・ルービンシュタイン・イン・メモリアム」でショパン賞と第5位、シャファルニアで開催された第28回フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール(青少年部門)で第3位と特別賞を受賞。2022年と2024年にはアルトゥール・ルビンシュタイン・フェスティバルに出演した。
第2ステージ
第3ステージ
ポロネーズ賞:リ・ティエンヨウ Tianyou Li (中国)
2004年4月5日生まれ。天津音楽学院でワン・シャオハンに師事。北京中央音楽学院附属中学、天津ジュリアード音楽院プレカレッジ課程を修了。シンガポール国際ピアノコンクール第1位およびバッハ賞、珠海国際モーツァルトコンクール第1位、スタインウェイ&サンズ・コンクール第2位、北京ショパン国際若手ピアニストコンクール第3位など、数々の名誉ある賞を受賞。中国の主要な交響楽団やベルリン・ドイツ交響楽団とも共演。
第2ステージ
ファイナル
バラード賞:アダム ・カルドゥンスキー Adam Kałduński(ポーランド)
第1ステージ
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