聴衆も審査に参加できる! 画期的な予選「グローカル・ピアノ・フェスティバル」

第1回から77年を経た今年、2020年から世界各地で行なわれてきた予選「グローカル・ピアノ・プロジェクト」が、さらなる進化を遂げる。

左がミラノ、上がイスタンブールで2024年に行なわれた「グローカル・ピアノ・プロジェクト」の様子(「グローカル」とは、「グローバル」と「ローカル」を組み合わせた造語)。今年からは「グローカル・ピアノ・フェスティバル」と名称を変えてスケールアップ!

「グローカル・ピアノ・フェスティバル」と名称を変え、北米・ヨーロッパ・アジアの10都市にある著名なプロモーターやコンサート会場のシーズン・プログラムに組み込まれる。

厳選された120名のピアニストが世界10か所の「ピアノ・マラソン」で演奏し、日本では東京のトッパンホールが会場となって、演奏はオンラインでも視聴することができる。画期的なのは、演奏を聴いた聴衆が選んだ候補者を2027年の本選へ送り出すことができるというシステムだ。

この時点での課題曲はなく、すべてピアニスト自身の裁量に委ねられ、芸術的個性を自由に表現することができる。参加申し込みの締め切りは2026年5月13日、年齢制限は30歳

この第66回ブゾーニ国際ピアノコンクールの本選は、2027年8月25日から9月5日までイタリア・ボルツァーノで行なわれる。ここでの課題曲には、ブゾーニ作品のソロも含まれている。ソロ演奏2ラウンド、弦楽四重奏団との共演による室内楽演奏、そしてグランドフィナーレには3名が選ばれ、ハイドン管弦楽団とピアノ協奏曲を演奏する。

前回(2025年)のブゾーニ国際ピアノコンクールで優勝したイーファン・ウーYifan Wu。隣でたたえるのは前々回(2023年)の優勝者アルセニー・ムン。ちなみに前々回は山﨑亮汰が第3位に入賞している