——まさに音楽漬けの毎日ですが、音楽以外で楽しいことはありますか。
HIMARI 練習に疲れたときには、友だちと卓球をしています。みんなとても上手なので、負けられないと思って練習したのでめちゃくちゃ上達しました。ヴァイオリンより上達したといわれたぐらいです(笑)。
この3月に小学校を卒業予定のHIMARIさん。小学校生活では、歴史の授業でクラスで1位になったこともあるそう。詳しくうかがうと、アメリカに行っている間に歴史の授業が始まっていて、テストがあるというのにまったくわからなかった。そこで友だちからテスト範囲を教えてもらって、暗記していったら一人だけ100点を取ってしまったというエピソードを話してくれました。記憶力抜群で、読んだ本の内容もすぐに覚えてしまうそう。興味のあることに対する感度が鋭く、そして吸収力がケタ外れ。そんなHIMARIさんにとって、音楽に没頭できる現在の環境は何よりの宝物なのでしょう。
最後に、将来どんなヴァイオリニストになりたいかをたずねてみました。
HIMARI レパートリーを増やして、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、シカゴ響と共演するソリストになりたいです。でも、当面の目標はバッハ作品をコンプリートすることと、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を弾くこと。演奏会などではパガニーニやヴィエニャフスキなど超絶技巧の作品を弾くことが多いですが、バッハやベートーヴェンが大好きなんです。今はまだアイダ先生からお許しが出ていませんが、いつか必ず弾きたいです。