読みもの
2020.11.12
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」 File.34

心落ち着くチェロの音色を、優美でリズミカルなクープランのデュオ曲で

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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日差しがあれば、少し冷んやりした空気の中でコーヒータイムを過ごすのも気持ちがいい季節です。先日訪れたカフェは、外のお席が人気でした。

寄り添うように置かれていた椅子が可愛くて、思わずパチリと撮った一枚です。

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椅子に座らなくても演奏できる楽器は数あれど、チェロって、普通は座って弾きますよね。

ということで、仲良く2人のチェリストが奏でる素敵な作品のご紹介。

フランソワ・クープラン(1668~1733)二重奏曲 Concert in G majorです。

フランソワ・クープラン(1668~1733)。教会オルガニストやクラヴサン奏者、作曲家として活動した。

フランス・バロックを代表する“大クープラン”といえば、およそ220曲からなるクラヴサン曲集が、ちょっと謎めいたタイトルの曲もあったりして、よく知られていますが、このチェロのデュオも素敵です。低音木管楽器のファゴットでも演奏されることがあります。

心落ち着くチェロの音色とあいまって、弾むようなリズムと優美な旋律線が、クープランらしいお洒落な雰囲気で満ちています。

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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