ローマ賞とは?19世紀フランスで絶大な権威を誇った作曲家の登竜門の歴史と審査方法
2022.03.17
生まれ変わる街の景色を眺めながら、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を聴く
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
日差しがあれば、少し冷んやりした空気の中でコーヒータイムを過ごすのも気持ちがいい季節です。先日訪れたカフェは、外のお席が人気でした。
寄り添うように置かれていた椅子が可愛くて、思わずパチリと撮った一枚です。
椅子に座らなくても演奏できる楽器は数あれど、チェロって、普通は座って弾きますよね。
ということで、仲良く2人のチェリストが奏でる素敵な作品のご紹介。
フランソワ・クープラン(1668~1733)の二重奏曲 Concert in G majorです。
フランス・バロックを代表する“大クープラン”といえば、およそ220曲からなるクラヴサン曲集が、ちょっと謎めいたタイトルの曲もあったりして、よく知られていますが、このチェロのデュオも素敵です。低音木管楽器のファゴットでも演奏されることがあります。
心落ち着くチェロの音色とあいまって、弾むようなリズムと優美な旋律線が、クープランらしいお洒落な雰囲気で満ちています。