読みもの
2021.05.27
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」 File.62

軽やかな雨音のような、アンドラーシュ・シフのゴルトベルク変奏曲

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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2週続けて紫陽花写真ですいません。どうしてもこの時期、目がいきますね。住宅地を歩いていても、公演を歩いていても。街中ではお花屋さんで立派な紫陽花が堂々と咲いています。

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こちらは月夜の晩に咲いていた紫陽花。暗かったので、写真はちょっとザラついていますが、レモンのように光って浮かぶお月様の光を、嬉しそうに浴びていました。

紫陽花といえば、いろんな色が目を楽しませてくれますが、最近はカラーのバリエーションのみならず、品種も多様ですね。オーソドックスなホンアジサイやガクアジサイ、ティンカーベルやダンスパーティーといった可愛い名前のものもあります。

などと考えていたら、頭の中ではJ.S.バッハ16851750)の名曲、ゴルトベルク変奏曲が流れてきました。

アンドラーシュ・シフの演奏は、音の粒だちが軽やかな雨音のようにも聴こえます。紫陽花の写真をお供にどうぞ。

アンドラーシュ・シフによる20年ぶり2度目の『J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988』第5変奏、第6変奏

 

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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