山根一仁、いまもなお深化し続けるバッハへの熱い想いの現在地
2022.03.17
生まれ変わる街の景色を眺めながら、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を聴く
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
夜の深い時間、小さな公園の横を通りかかったら、誰かの忘れ物が。
あまり淋しげな雰囲気ではなくて、遊び疲れて寝てしまった子どもみたいに見えました。
翌朝通りかかったら、だれかが起こしてくれたみたい。きちんと公園のはじに立てて停めてありました。持ち主さん、思い出して取りに来てくれたかな。
ルロイ・アンダーソン(1908~1975)の「忘れられた夢」が脳内再生されました。
アルバム『Waltzing Cat ルロイ・アンダーソンの音楽』から「忘れられた夢」
ふとしたことで、忘れそうもないものを忘れてしまったり、はたまた遠い記憶が何かのきっかけで急によみがえったり。私は最近、自分が5歳のころにかわいがっていたぬいぐるみのことを突然思い出してしまい、さがしてメルカリで買いました(笑)。
人の記憶って面白いですね。音楽を聴くときに、「記憶」や「思い出」といったものはとても大きいと思います。豊かな記憶の引き出しを作っていくために、いろいろな音楽に触れたいですね。