読みもの
2021.07.15
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」 File.69

ブルックナーが書いたピアノ曲の旋律に魅せられて、思い出にひたる

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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アントン・ブルックナー(1824〜1896)と言えば交響曲、それも長尺……というイメージが強いですよね。

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あのロマンティックな旋律線、そして反復の世界にどっぷり浸りたいときもあります。でもちょっと交響曲は重たいな〜というときに、ピアノ曲はいかがでしょう。

あるんです、ブルックナーのピアノ曲。

「思い出」と訳されるErinnerungという作品をご紹介します。これぞ!という美しいメロディ、はっとさせられる強弱変化、やや(←この塩梅がダイジ)意外性のあるハーモニーに魅せられます。

白神典子『ブルックナー:ピアノ作品集』より「思い出」

ヨーロッパで活動されていたというピアニスト白神典子さん(1967〜2017)の演奏が、素敵です。

で、「思い出」にちなんで、なんでこの写真かというと……子どもの頃に大事にしてたものってありませんか? 私には可愛がっていたぬいぐるみがありました。でも、引っ越しのドタバタなどで生き別れ(?)になってしまって、ときどき懐かしく思い出していたのですが、先日ご縁あってほぼ同じコを見つけてお迎えできました。

懐かしい気持ちいっぱいで撮影した一枚です。

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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