室内楽に取り組むにあたって考えること。そして梅雨に始めた新しい趣味
2022.03.17
生まれ変わる街の景色を眺めながら、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲を聴く
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
これから冬に向かって、寒くなっていきますね。夜が長くなりますが、それでも日本の冬はまだいいのかもしれません。先日仕事で訪れたポーランドは、かなり日照時間が短くなるということで、気持ちがしずみがちになる人もいるのだとか。
滞在時はまだ秋でしたが、曇り空の日、モノクロで撮影した教会前の通りは、そんな冬のワルシャワを想起させる一枚となりました。
今日リンクする曲は、ポーランドの作曲家カロル・シマノフスキ(1882〜1937)の「メトープ〜3つの詩」という作品の中から第1曲「セイレーンの島」です。
メトープとは、ギリシャ神殿の柱の彫刻部分を指す言葉らしいのですが、音楽からは特定の物語というよりも、繊細な音の綾が生み出す陰影が感じられます。ポーランドのピアニスト、アンデルジェフスキさんの演奏です。