読みもの
2021.10.28
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」 File.83

冬の訪れを感じるポーランドの空と、シマノフスキの陰影あるピアノ曲

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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これから冬に向かって、寒くなっていきますね。夜が長くなりますが、それでも日本の冬はまだいいのかもしれません。先日仕事で訪れたポーランドは、かなり日照時間が短くなるということで、気持ちがしずみがちになる人もいるのだとか。

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滞在時はまだ秋でしたが、曇り空の日、モノクロで撮影した教会前の通りは、そんな冬のワルシャワを想起させる一枚となりました。

今日リンクする曲は、ポーランドの作曲家カロル・シマノフスキ(1882〜1937)「メトープ〜3つの詩」という作品の中から第1曲「セイレーンの島」です。

メトープとは、ギリシャ神殿の柱の彫刻部分を指す言葉らしいのですが、音楽からは特定の物語というよりも、繊細な音の綾が生み出す陰影が感じられます。ポーランドのピアニスト、アンデルジェフスキさんの演奏です。

カロル・シマノフスキ(1882〜1937)。ポーランドの作曲家で、初期にはショパンの影響も見られる。
飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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