読みもの
2022.06.10
今月の吹奏楽 Vol.1

名手たちによるブラス・アンサンブルの話題がつづく!

「バンドジャーナル」編集部の独断と偏見により、吹奏楽の経験者でなくても注目してほしい旬なトピックをお届けします。

和田響子
和田響子 「バンドジャーナル」編集長

埼玉県出身。DTPや自転車など専門誌の編集部を経て、音楽之友社に入社。2015〜2022年3月に編集部のWeb担当として、Webマガジン「ONTOMO」やオンラインシ...

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みなさん、こんにちは。吹奏楽の月刊誌「バンドジャーナル」編集部の和田です。元ONTOMO編集部員のよしみで、吹奏楽界隈で気になっている話題をこちらで紹介していきます。毎月10日の吹奏楽の日(=バンジャの発売日)にアップしますので、よろしくお付き合いくださいませ。

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4月に異動になり、徐々にバンジャの仕事に移行していった頃の最初の感想が、「あれ、ブラス・アンサンブルのネタが多くない……?」でした。そのときは、まだコロナ禍の影響で来日が少なかったのですが、最初の取材がスパニッシュ・ブラス。フラメンコ・ダンサーとギター&パーカッション奏者とともに来日し、スペイン情緒あふれるステージに異国へ旅立ちたい気持ちになったのでした。彼らのビッグスマイルは、9月号(7月8日発売)の表紙とインタビューで見られますよ。

スパニッシュ・ブラス「BRASS  BRASS BRASS」

そして、次の取材はサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)ブラス・アンサンブル。小澤征爾さんのもとに毎夏集まって「セイジ・オザワ松本フェスティバル」に出演するサイトウ・キネン・オーケストラの金管セクションが、9月、本拠地である長野県松本市を飛び出して、東京と水戸でも公演を行ないます。それにあたってのインタビューを、東京都交響楽団首席トランペット奏者の高橋敦さん、NHK交響楽団打楽器奏者の竹島悟史さんに依頼。メンバーが豪華すぎるうえ、もともと高橋さんの艶のある音色が大好きな筆者は、緊張しながらうかがいましたが、お二人とも気さく! 気心の知れた仲間で、お互いの音楽もわかったうえでアレンジしているのだそう。

そして、SKOブラスの2019年の公演映像をご提供いただけることに! これをきっかけに「バンドジャーナル」編集部のYouTubeチャンネルを開設しまして、1本目の動画としてアップしました。

2019年公演のアンコール《Birdland》 演奏:SKOブラス・アンサンブル(動画提供:セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会)

information
SKOブラス・アンサンブル ツアー2022

ふれあいコンサート III ~サイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブル~

日時: 2022年9月1日(木)19:00開演

会場: 松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)

料金:  一般6,000円、U-25 3,000円(全席指定)

チケットはこちら

 

サイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブル 東京公演

日時:  9月2日(金)19:00開演

会場: 紀尾井ホール

料金:  一般 6,000円、U-25 3,000円(全席指定)

チケットはこちら

 

サイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブル 水戸公演

日時:  9月3日(土)15:00開演

会場: 水戸芸術館コンサートホールATM

※水戸公演はチケットの料金および発売日などが異なります

詳しくはこちら

 

出演:

トランペット:ガボール・タルコヴィ、カール・ゾードル、高橋敦、服部孝也
ホルン:アンドレイ・ズスト、勝俣泰、阿部麿
トロンボーン:ワルター・フォーグルマイヤー、呉信一、ヨハン・シュトレッカー
チューバ:ピーター・リンク
ティンパニ&パーカッション:竹島悟史

そして、本日発売された7月号の表紙は、ブラス・アンサンブル・ゼロ・トーキョー。残念ながら取材には立ち会えませんでしたが、新作委嘱や作品の発掘にも積極的。12月の演奏会を楽しみにしたいと思います。

そのほか、ドイツ出身の世界的奏者、ラインホルト・フリードリヒ率いるユナイテッド・ユーロ・ブラスにメールインタビュー。グループとしては初来日となる7月26〜30日の公演をお楽しみに!

もうひとつ、こちらも名手揃いのARKブラスが、7月2日18日の公演のあと、9月30日から始まるサントリーホールARKクラシックスに登場予定。ゲストに、うつむき加減で吹く姿も話題になり日本にも多くのファンがいる、あのトランペット奏者が来日するとのこと。この方が誰なのかは、バンジャをご覧ください!(宣伝! 公式サイトがまだ更新されていないので……)

ちなみに、ONTOMOでも2本ほど記事があるズーラシアンブラスは、連載「コンサート“裏方”知識」で毎月ご紹介。人気のコンサートの裏側を垣間見ることができますので、こちらもご注目ください。

ブラス・アンサンブルは、プロであっても“よき仲間”が集結していることが多く、コンサートの雰囲気も温かいですし、胸が熱くなる演奏が聴けます。これを機に、輝かしい金管楽器の響きをコンサートホールで浴びてみましょう!

7月号は付録楽譜が2冊もつきます!

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和田響子
和田響子 「バンドジャーナル」編集長

埼玉県出身。DTPや自転車など専門誌の編集部を経て、音楽之友社に入社。2015〜2022年3月に編集部のWeb担当として、Webマガジン「ONTOMO」やオンラインシ...

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